テクノウェイブにご興味を持ってくださっている皆様へ

代表の吉田です。
本日は、弊社を志望して下さる中途入社希望や新卒候補の学生の皆様の為に、文章を書かせて頂きます。 率直に申し上げると、どんな方に入社して頂くのが、あなたにとっても私達にとっても良いのかと代表者である私が思っていることをお伝えできればと思っています。

何故なら、私はこの人材ビジネスという世界に入って、30年以上が経ちますが、自社の採用のみならず、仕事としてさせて頂いている職業紹介においても就職のミスマッチの問題はある一定以上の確率で常に起こる永遠の課題だからです。この就職のミスマッチに関しては、語ると長い話になってしまいますので、ごく簡単に申し上げると、大きく2つの原因につながるポイントがあるように思います。

  • あなたの企業を選択する理由と優先順位が明確になっていない
  • 志望する会社の社風等を含めた企業研究が十分ではない

これには、採用担当として目の前に居る当社の人間の印象や人となりのみならず、部門の責任者の人格、弊社のような中小企業なら、社長の人格、人生観、人生哲学なども要注目点です。特に、社長が、何らかの点においても尊敬に値しない会社には、あなたにとって希望がありません。もち論、価値感が合う合わないも含めて、事前に確認をしておかないと、お互いが不幸になりますし、それを入社後に知っても遅いからです。

今回代表である私が、創業から20年経ってこの文章を改めて書かせて頂いているのは、そのような理由があります。ここに来て経営環境も大きく変わって来ています。激変と言ってもいい程の変化の本質は、潜在化していた長年の政治・経済・社会の矛盾やフラストレーションが、IT、特にここ5、6年のスマホやタブレットなどの情報端末の普及で大きく顕在化し、多様化の中で、新たな対応を私達に迫っているということにありそうです。これは、私達のような中小企業にとっては、ピンチであると同時に、対応のし方によっては、大きなチャンスになるということを意味しています。

そこで大切なのは、次の時代において必要とされる本質的な価値感だと私は思っています。
これからそれについて私の見方、考え方をお伝えして、皆様とそれを共有させて頂くと同時にあなたの転職の一助にして頂ければと思います。

私達が今生活している最近の社会の特徴を一言で言えば、「不安定で不安な社会」ではないのかなと感じています。一昔までは、60歳になれば自分達で積み立てた年金がもらえて、後は悠々自適という時代もありましたが、今は違います。年金運用の失敗等で、65、70まで働きなさいという世論の形成を見て、20代30代の人達に、自分は本当に年金等の社会保障が享受できるのか疑問と不安が広がっています。(スタッフさんの声より)
私が申し上げた「不安定で不安な社会」というのは、年金等の物理的側面だけではなく「社会や人間の形骸化」という抽象的な面からも、もたらされているように思います。

戦後70年近く経ち、政治経済社会の長年の矛盾がもはやのっぴきならないところに来て「社会や人間の形骸化」が「不安定で不安な社会」の根本にあるような気がします。
ちなみに、形骸化という言葉を辞書で引くと、誕生・成立の時の意義や本質が失われ忘れさられる、形ばかりのものになってしまうこと、と書いてあります。

社会的動物と言われる人間が、生物学的弱者として生きていく為に社会を形成したハズなのに、それが矛盾や不条理が当然というとになると、いったい社会にどのようなことが起こるでしょうか。結果として「不安定で不安な社会」が出現しますし、そこで生きる人間も、一人の個としてオギャーと生まれて、自分の為、他の為に全体(をより良くする大義)を追求する等という本質は当然のように社会の中であまり顧みられなくなり(「人間存在の形骸化」)私達人間が本来持っている可能性を高いレベルで追求する気概や情熱を持ち辛い社会になっていることが、やはり「不安定で不安な社会」を無意識のうちに意識することになってしまっている気がします。この社会や人間のあり方に陰に陽に大きな影響をさらに与えるような流れ、特徴が、近年の、グローバル化、IT化、ソフト化、ということになるのではないかと思います。

もうあなたには、いまさらこのグローバル化やIT化についてご説明する必要はないのではないかと思います。
あえて一言だけ申し上げるとすれば、当社テクノウェイブは、1996年に創業しましたが、当時は、IBMのAT互換機というデファクトによるPCの爆発的普及。そのPCに乗せるマイクロソフトのWindowsというデファクトの誕生。そしてそのPCの「頭脳」である高機能性価格のインテルのマイクロプロセッサーがデファクトを取り、世界のIT化が、それまでに無い程大きく急速に広がった時期でした。

当社も当初は、「PCで物を動かす」というコンセプトでメーカー的な物作りを行っていましたが、2000年のITバブルの崩壊で当社のような中小零細ベンチャーが、何億ものお金をかけて製品を作るリスクを思い知らされ、以後は、この人材のビジネスに特化することになりました。
カッコ悪い話ですが、私は昔から失敗ばかりしてきました。成功よりも失敗が確実に多かったと思います。しかし同時に私はその失敗によって生かされた人間でもありました。

人間は失敗から学ぶ「生きもの」です。「失敗は成功の基」と言われますが、それには大切な必ず学ぶべき3つの失敗を生かす為の成功へのルールがあります。  

  • 失敗をしても決して諦めないこと
  • 失敗から目を背けずに逆に自分の糧にするチャンスだと思うこと
  • 本質的な切り口で早く再び行動すること

その為に大切なのは、価値感と時間です。
これが、どんなに小さくてもいいから、会社を維継続させる意味につながっていきます。
会社経営の大前提は、ゴーイングコンサーン(企業の継続)です。これが、無いと社員の雇用も成長もそもそも、絵に書いた餅で、意味を成さなくなります。100社の会社が20年後には、2~3社になってしまう世の中の厳しい現実ですが、その間、真剣に仕事をし、自分達が直面することに本質的に向き合って生きることにより、会社が存続できる以上に、やがて、もっと素晴らしいものが、手に入ります。

それが「価値」です。   ここで私が言う「価値」というのは、形骸化したものではなく、実質的で効果効能があり、役に立つものです。
なるべく多くの人に満足し喜んでもらえるような本質的、普遍的な問題解決、課題達成、悩みの解消につながるものが、私が目指している「価値」です。
私は大手の金融機関から、この人材ビジネスの世界に飛び込んで早30年が経とうとしています。正直まだ自分が本当に求めてきたことを成し遂げられていないという思いがあります。「良い仕事」一つ取っても、私達はまだまだ100人100様のニーズを満足させる「価値」の提供が十分にできていないことは痛い程良く分かっています。社員一同一人でも多くの方に喜んで頂ける良い仕事と良い人という課題に向かって努力していますが、今、私達は新たに他社と差別化できる新しい「付加価値」も同時に形にしようとしています。

その相乗効果(いままで派遣会社としての仕事を徹底すると同時に新しい付加価値としてのコンテンツビジネスを展開してゆく7つの取り組み)で、私達の目指す「価値」に少しでも共鳴して頂ける方々に社員、派遣社員、技術職営業職等の職種にも関係無く集って頂き、それが結果的に顧客からも信頼、評価され、良い仕事を頂けるという善循環を創造することにつなげ、目指したいと思っています。

その時、キー(鍵)になるのが、コンテンツの価値と私達の新しい仲間になって頂ける人材です。それは、どのような人材なのか、それをこれからご説明します。今はまだ課題が多いけれど、段階的にステップアップして、自分が満足するような人生を本当は歩んでいきたいと思っているのに、今まで何度も失敗して、まだ中途半端な成果しか出せていないと思っているあなたです。

何とかしたいという強い気持、希望はあるのになかなかうまくいかない人。何が原因だか自分ではよく分からないという方にも今回私達は門戸を開いています。   このステージの方の場合、業界経験、ビジネススキルが少なければ、20代が理想ですが、それ以外の年代の方も思いがあれば是非チャレンジして下さい。
(ただし、もち論私達にも一企業としての物理的な問題や譲れない優先順位があることは、ご了承下さい)
経験やスキルのある方、頭の良い方もウェルカムですが、私達は、成長に対して素直であること、前向きさのある方をより評価したいと思っています。

我が強かったり、逆に自分を真に大切にできない人も、素直でなかったり、後向きだったり、ネガティブだったりする人で、成長のスピードが遅かったり、もっと大きな成長が見こめるのに、自分が自身の成長の邪魔をするような結果になりがちな残念なところがあります。
学歴もあるにこしたことは無いですが、絶対条件ではありません。学歴よりも大切なものが、この世の中には、確実にあります。

私は今現在、社内外で色々な種類のビジネス研修をさせて頂いています。その中で、自分が成長・成功したければ、目的目標意識が大切ですと話をし、実際に自分の目的と目標を明確にして文章にするという研修プログラムを行っていますが、残念ならがきちんとやれる方は20%ほどです。そしてその目的目標に対して1年間継続的に取り組める方はやはり、その中の更に20%にも満たないという状況です。

当初は強い気持で、時間とお金とエネルギーを使って取り組んでいたハズなのに、人間はどうして高い確率でこのような状況になってしまうのでしょうか? そこには、研修に参加している本人でさえ気付かないある事が原因になっていたのです。しかし教えていた私自身でさえも当初なかなかそれに気づけませんでした。目的目標意識をもって明確な目的を持つということは大切で素晴らしいことなのに多くの人が、それが「できない」「続かない」ということに教える立場の人間として悩み苦しみました。しかし、ある時ふっと、ある事に気づいたのです。そしてもっと驚いたのは、自分の中にも「できない」「続かない」原因になる要素が少なからずあったということでした。

私達は、自分のことは自分が一番良く分かっていると思っています。確かにそういう部分もあるでしょう。しかし同時に教える立場として他者を客観的に見ていて、自分で自分が分かっていない方が驚く程たくさんおられます。
自分のことでも、分かっている事とそれこそ全然分かっていないことがあるというのがこの世の中の相対性の真実ということなのだと思います。あなたはどう思われますか?

私も近年、会社の経営者という立場から一歩踏み出して、人に何かを伝えるという仕事を始めてから、自分に本質的知識、知恵の無さ、力不足を嫌という程、知ることになりました。

私の今の率直な思いは、私が今までの人生で掴み取った事をコンテンツ化し、あなたと共有することで、あなたの自己成長や成功に役立てて頂き、それが又同時に私達テクノウェイブの組織の力の高進として相乗効果につなげていきたいという事です。
近代の技術革新の象徴の一つに電球の発明があります。電球の発明者はエジソンと言われていますが、あえて正確に言えば、実はイギリスのジョセフ・スワンという人です。
トーマス・エジソンはその電球を改良して、「電球の実用化に成功した人」です。しかし、やはり「世界から暗闇を消した」エジソンの功績は大きいと思います。エジソンは電球の事業化の為に、2万回の失敗と膨大な時間をついやしましたが、彼は2万回の失敗をしたとは言いませんでした。

「うまくいかない方法が2万回分かっただけ」

たぶん彼は、当然諦める気も無かったし、うまくいかない方法が分かったのはチャンスだと思っただろうし、それをすぐに本質的な方法でチャレンジすれば、必ずうまくいくという信念があったからこそ、事業化に成功し、ビジネスマンとして大成功したのだと思います。

いつの時代でも、成功の本質は同じですね。

大切なのは、「本気」その為には素直な気持は必須です。同時に「成長したい」成功したいとは思っているのに何か「本気」になれない「素直」になれない自分を感じる方も、その原因を乗り越えて、もう一度、チャレンジしたいという気持があるのなら、是非この機会に私達テクノウェイブの門をたたいて頂きたいと思います。

私達は、あなたの「楽をしたい」「やるべきことをやらずに成功したい」「成功するやり方ではなく、自分のやり方で成功したい」というリクエストにはお応えできません。しかし私達には、成功する為の成功するやり方があります。それを、純粋な気持、素直な気持で実行して頂ければ良いだけなのです。

しかし私もそうでしたが、純粋な気持、素直な気持には、往々にして雲がかかっています。
その雲がどのくらい厚いのか、その雲を吹き飛ばせる可能性があなたご自身にどのくらいあるのか、あなたと直接お会いして私達と一緒にあなたの可能性を追求していきたいと思っています。

私達があなたに提案したいのは、「転職」を考えることではなく、「自分」や「自分の仕事や人生」を改めて真剣に考えて頂きたいということです。

あなたにお会いできるのを楽しみにしています。